後編

スティーブ・ジョブズ スタンフォード大卒業式でのスピーチ



後編


スティーブ・ジョブズ:iPodやMacを手がける米コンピューター企業"アップル"共同創始者の一人、現CEO。また、ディズニーの取締役でもある。そのカリスマ性から、世界中で高く評価されている。

Mike Bara, NASAの歴史について語る


訳注)
ペーパークリップ作戦:第二次大戦後にアメリカ軍がナチス・ドイツの科学者たちを アメリカへ連行した一連の作戦名

アレイスター・クロウリー:1875〜1947。秘密結社「黄金の夜明け団」から独立した魔術師。多くの著名人に黒魔術的影響を与えた

ジェット推進研究所:1936年に設立されたカリフォルニア州にあるNASAの無人探査機等の研究開発及び運用に携わる研究所。形式は民間施設だが、契約によりNASAの重要な業務を遂行している

マイク・バラ:次世代技術及びNASAの歴史の研究家でありながら、執筆、映像製作、講演活動等、幅広い活動を行っている。エンジニア顧問やデザイナーとして25年以上様々な航空宇宙会社で働いた後、2007年にリチャード・C・ホーグランドとの共著「Dark Mission(邦題:NASA秘録)」を出版し、2007年ニューヨークタイムズ紙ベストセラーに選ばれる。他にも、映像制作や、エッセイ制作等行っており、2010年は自身の著作「The Choice」を出版予定。NASAの陰謀を明かす活動を行っている。

銀河系の中心に、巨大ブラックホール

 現代の物理学では、私たちの住む銀河系の中心には、大質量でコンパクトな天体、つまり巨大ブラックホールがあると考えられているそうです。その質量は太陽の約400万倍で、直径は10光年ほどだそうです。他のほとんど全ての銀河も、中心にブラックホールを持つと考えられています。極小の世界(素粒子の世界)も、極大の世界(銀河やそのさらに外側の世界)も、まだまだ謎に包まれていますが、一般的な科学以外にも、参考対象は無数にあります。興味深いのは、宇宙は多次元である(つまりこの三次元だけではないということ)とふまえたとき、太陽は太陽系における別次元からのエネルギーゲートであると考えられる点です。これは、デーヴィッドアイクを代表とする様々な研究家や、古代文書に記述されています。つまり、太陽は別の次元からのエネルギーを、この3次元世界のそれへと変換し、太陽系の各惑星等に絶えず照射しているということです。この事は、太陽系の中で自ら光を発したり、大規模な核融合反応を起こしているのが太陽だけであることや、特に地球の生命は太陽の光や熱のおかげで生きることができているということ、そして太陽がなければ惑星の生成自体が有り得なかった事等を考察するとうなずけます。
 では、太陽系の次に大きな構造と言えば、銀河系ですが、その中心に巨大ブラックホールがあるということは、銀河規模における何らかのエネルギーゲート、または私たちがまだ想像もできないような働きをする存在が、ブラックホールであるのかもしれません。

宗教・スピリチュアリズムと科学の統合

 さて、それではこれから本格的に物事を検証して行く前に、先人たちが築いてきた、現代世界に存在する思考体系を視野に入れておきましょう。
人間は古代から、自分たちは何者で、命とは何か、宇宙とは何かという、人間が常に抱き続けている疑問の答えを探し求め続けてきました。いわゆる学問と呼ばれる、今世界に存在する思考体系は、全てこの探求の結果体系的に構築されてきたものです。古代から、他の人より少し物事を深く考察するのが好きだった人がまず哲学者と呼ばれ、各疑問の答えを、唯一参考材料とできる自然界に求めました。また一部の者は、人間の行動を分析しました。こうして、哲学的な要素を含みながら、科学は人間が自らを知るために生まれていったのです。最初は、各人が自由に巡らせていた考察が、やがて統合されてゆき、さらにその先へ進むため、体系化されていきます。こうして、現代の膨大な学問体系が生まれました。無論、現代の学問が全て的を得ている訳ではありませんが、人間が歩んできた曲がりくねった道であると言うことができるでしょう。
一方、上述の内容は一般的に認識されている人間の軌跡ですが、では古代に哲学者と呼ばれた人々や、現代の科学者でも、何のインスピレーションもなく物事を考え始めたのでしょうか?それは違います。全ての哲学者や科学者は、アイディア=ひらめき を起爆剤として、様々な事象の解明に挑んでゆきました。これは、「直感」と呼ばれるものです。特に古代の哲学者や科学者は、現代の哲学者や科学者よりも、直感を尊重していたと言えるでしょう。直感がなければ、いかなる「探求」も起こりえなかったと言えます。そしてこの直感を大変尊重している傾向が、現代のスピリチュアリズムであると言えるでしょう。しかし、スピリチュアリズムは、客観的に観察するという点において、科学に少し劣ります。しかし、直感がなければ、科学は存在し得ないので、スピリチュアリズムと科学は、二つで一つであるべきたと言えるでしょう。人間は少し、偏りやすいという傾向があるようで、現代の科学者は直感をおろそかにし、理論一辺倒で考察するため、しばしば正確な宇宙像とは違う概念を構築してしまうようです。一方でスピリチュアリズムは、直感を第一とし、真にその道に在る人はとても機能的な働きをすることができますが、一方で客観性や、実質性という土台をおろそかにする傾向もあるので、中途半端な人たちは直感とは少し違う感覚に縛られてしまうようです。また、直感だけでは、やはり世界が動くのは難しいので、科学が得意とする分析という要素も必要だと言えるでしょう。つまり、科学の客観的な分析という傾向と、スピリチュアリズムの直感という要素が、一つになる必要があるのです。そしてその順番は、直感が始めにあり、次に分析があるべきです。もっとも、これは当たり前な話で、人間はこれまでもこの法則の下で営んできました。しかし、偏りやすいのも人間で、このバランスを崩すこともしばしばあります。特に、現代の科学は大きく偏っている一面があるので、直感という要素を取り戻したいものです。