生命は波動であるという概念2

 では次に、私たち生物に目を向けてみましょう。
この項目は非常に複雑かつ多岐に渡るので、現代の公的な科学で概略を得るのは難しいですが、いくつか主要な点を見てみましょう。
まず、私たちの肉体も、他の物質と同じ様に波動から成り立っており、一定の密度を保っているので、私たちはその一部を可視光を通して見、人体という物体を認識しています。そして人体は、様々な臓器や筋肉、骨、そして血やリンパ系によって営まれており、脳神経系による制御をうけています。これらの反応は全て化学反応であり、そして化学反応を引き起こすのは全て電気反応です。例えば私たちは物に触れると「触った」という感触を得ますが、これは皮膚にある、物を触る感覚を司る細胞内で電位が逆転することによって得られ、それが神経細胞を通って電気信号として伝わり、神経伝達物質を放出します。
 ところで電気反応というのは波動の域であると言うことができますが、公的な科学で認識されている人体のメカニズムはこの電気反応までだと言えるでしょう。しかし実際は、さらに繊細であり精密な周波帯の波動反応が無限に存在し、実はこれらが人体を包括的に支えているのです。これらは、俗に「気」や「チャクラシステム」、またはメンタル体、アストラル体等々、様々な名称で呼ばれていますが、それぞれ指す内容が似ているものもあれば、違うものもあり、古代より構築されてきた東洋医学と総称される医学体系の中で、一つのシステムとして説明されています。つまり、別の次元と繋がっている、電気反応よりさらに細かな反応(=波動帯)のそれぞれの働きや仕組み、種類等を説明した理論が、古代から様々な地域に存在するのです。そしてこうした理論では、人体に不調が生じる順序としては、まずこういった目に見えない波動帯域で不調和が生じ、それが解決されなければ、しだいに密度の濃い可視人体へと浸って行き、最終的に公的科学が認識している病気や諸症状として現れると言うのです。つまり、実は私たちが全てだと思っている電気反応までの人体システムは、むしろそれよりさらに細かな波動帯に左右されていると言って良いでしょう。